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KOBUKURO LIVE in TOKYO 2025 「Let's meet at the live show!」
2025.07.16
6月13日(金)・東京ガーデンシアター(有明)で開催された、「KOBUKURO LIVE in TOKYO 2025「Let's meet at the live show!」」。1曲目、東京公演にも関わらず黒田が「行くぞ"大阪ー"!」と叫んでしまい、笑いに包まれながら仕切り直すという一幕も。黒田は自ら正座していたが、ハプニングも楽しんで乗り越えるストリートライブさながらの空気感を味方に付け、ステージと客席の距離をぐっと縮めながらライブはスタートした。
最初のMCでは、自己紹介を始めようとする黒田に「ちゃうちゃう。まだ正座」と小渕。アットホームな雰囲気はいつもと変わらないが、オープニングで手書きのチラシを配るなど今回はストリート時代のムードもあってか、客席からもいろんな声が飛んでくる。
小渕「いいんですよ、今日はストリートライブのような空気ですから。みんな言いたいことを言い合って」
黒田「え?そんなシステムちゃいますけど(笑)。なんかややこしいことあったらすぐ警察呼ぶけど(笑)?」
そんなやり取りを経て、5曲目の「心に笑みを」。黒田が作る曲について「今となっては絶滅危惧種、天然記念物、博物館クラス。当時は頻繁に"俺も曲作った"って言うことがあったけど、今は完全になくなった(笑)。でも黒田の曲は、1〜2行の中に1曲分くらいのメッセージ性が詰まってるから、ここ最近は5年に1回でいいかと思うようになった(笑)」と小渕。黒田が「5年じゃなくて20年くらいにしといてくれへん(笑)?」と提案するも、小渕は爆笑。そして「僕はこの歌がすごく好き。かっこよくて。僕はどうやってもこういう風には書けない。これが黒田の曲の魅力だなと思う」と、お互いに対する愛とリスペクトがあるからこその会話を繰り広げた。
「光」を歌い終わると小渕は「あの時路上で聴いてくれてた人たちは今も聴いてくれてるのかなっていう不安や、新しい人が聴いてくれる喜びとともに、何だか味の薄い音楽になってないかなとかも思う。でもそんなことになるなら辞めた方がいい。だったらギュンギュンに濃いものを手渡ししていきたいという気持ちが、インディーズ最後の頃は強かった」と振り返る。
また「夢唄」について小渕は「会社を辞めた日にできた曲。次の日どうしても路上に行きたくなって、黒田に1人で行ってくると連絡して歌ったのを覚えてる。仕事でニコニコする時もあったけど、黒田と歌いながら心の底から笑っている時の笑顔には勝てないと思って辞めた。ようやく2人で走り出せる!もう何にもとらわれずに音楽ができる!となった日に、黒田はバイトが決まった(笑)。28回落ちてて、29回目のその履歴書は僕が書きました(笑)」というエピソードを披露していた。
後半のロングMCでは、大阪公演の後に出演した音楽イベントで「大事件が起きていた」と黒田。コブクロの直前にステージに立っていたスガシカオがMCで「自分はずっと"コブクロ"が大嫌いと言ってきたけど、それは焼肉(ホルモン)の話。雑誌のインタビューとかで切り抜かれて生まれた誤解を、今日は是非とも解きたい」という話をしていたらしいのだが、本番前で忙しくしていた2人は全く知らずにステージに上がってしまい、その件を完全にスルーしてしまったそう。「それは絶対に俺ら拾わなあかんやん!」と後悔する小渕に対し、黒田は「お前なんで拾えへんねん!俺は絶対に人のライブは見ない。見にも行かない。(身長が高くて)周りの人に気を使うし、席が狭くてイライラするから。この世で一番好きなスティービー・ワンダーを見に行った時も、最初は涙出そうって思いながら見てたけど、途中から椅子狭いしソロ長いし、はよヒット曲やれや!って思うくらい苦手(笑)。だから小渕はそういう時にもいじれるように、全ライブをチェックしとけ!」と謎の正論を振り翳しつつ、「今日のこの話は、ウケるとかウケへんとかちゃうねん。俺大好きやから、スガさんと変な感じになりたないねん(笑)!」と本音を漏らしていた。
アンコールでは、みんなの日常に溶け込んだコブクロの音楽を「何回使ってもすり減らない日用品のようなもの」と例えた小渕に対し、「そんなこと俺、思ったことないけど(笑)!そんなんある!?」と黒田が口を挟むと、「あるじゃん。20年くらい使ってる大根おろしとかさ(笑)」と小渕。黒田は「例えがわからへんすぎる!メルヘンの上級者すぎてわからへん!」と呆れて爆笑する場面も。
その後は「まだ右も左もわからなかった頃に書いた曲たちでも、まだみんなに笑顔を届けられる。メジャーで録音してない曲もこんなにあるけど、こうしてライブで歌えば、みんなの心の中にきっと残ったはず。どうかその記憶を持って、みんな明日からも頑張ってください」とエールを送り、故郷をテーマに地元愛を歌った「THIS IS MY HOMETOWN」で締め括った。
【セットリスト】
1「ボクノイバショ」
2「Bye Bye Oh! Dear My Lover」
3「虹の真下」
4「LOVE」
5「心に笑みを」
6「2人」
7「遠まわり」
8「光」
9「夢唄」
10「DOOR」
11「ANSWER」
12「Moon Light Party!!」
13「神風」
14「ストリートのテーマ」
15「この地球の続きを」
EN「THIS IS MY HOMETOWN」