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2021年5月22日「KOBUKURO FAN FESTA 2021 STREAMING LIVE at 和歌山ビッグホエール」

2021.05.31

コブクロの所属事務所が和歌山にあることから、コブクロの2人が『第二の故郷』と呼ぶ和歌山で2002年から開催されている『KOBUKURO FAN FESTA』。今回は初となる無観客STREAMING LIVEとして、3月28日に和歌山ビッグホエールで収録された映像が配信された。


和歌山ビッグホエールの外観を捉えたカメラがロビーを通って会場内に入り、映し出されたステージ。アリーナのど真ん中にある円形舞台に、小渕健太郎と黒田俊介が立っていた。バンドメンバーたち向かい合わせとなりながら2人を囲んでいるのが目を引く。そして、視線を交わして静かに頷き合った小渕と黒田。小渕が奏でたアコースティックギターが先陣を切り、「光」がスタートした。温かなメロディ、豊かなハーモニーが何とも言えず心地よい。彼らの歌声の黄金のコンビネーションが、早くも全開で発揮されていた。続いて、2曲目に届けられたのは「ベテルギウス」。円形ステージを囲んでいるスクリーン上を流れた無数の星々、飛び交うレーザービームよって幻想的な空間が作られていく。配信ライブならではの作り込まれたロマンティックな映像を存分に堪能することができた。


「待夢磨心-タイムマシン-」「コイン」「NOTE」……届けられる曲の数々が、現在の世の中の状況下で不安を抱えている視聴者に対するエールとして響き渡っているのを感じた。そして、新曲「露光」も披露。その直後に届けられた「赤い糸」はインディーズ時代から歌われている曲だが、《「会ってくれますか?」と》という一節が「露光」にも引用されていたのが印象的だった。この2曲を繋ぐ1本のストーリーを自ずと想像させられる。曲順によっても様々な物語が見えてくるのが、今回のセットリストの深い味わいとなっていた。


密やかなピアノの伴奏で彩りながら、祈りを込めるかのよう歌い上げられた「遠くで・・」。この曲を小渕が書いたのは1999年5月、母の日の直前だったのだという。他界した母親への想いが描かれているこの曲も印象的な場面として記憶している視聴者がたくさんいるに違いない。そして、昨年3月にリリースされた「卒業」に続いて、2005年12月にリリースされたアルバム『NAMELESS WORLD』に収録されている「同じ窓から見てた空」が届けられたのも、胸に深く沁みる展開となっていた。久しぶりに会う学生時代の友人たちと過ごすかけがえのないひと時を描いている「同じ窓から見てた空」――これが「卒業」と並んだことによって、それぞれの曲が持っている意味、流れている物語、イメージできる風景が、いつにも増して美しい色合いを浮かべているのを感じた。


「向かい合ってライブやるの楽しいですね」(小渕)。「ライブやってなかったじゃないですか。レコーディングとか、Zoomで繋いだりとかはしてきたけど、みんなで集まって生音を出すと、やっぱいいね!」(黒田)――久々にバンドメンバーと一緒にライブができる喜びを活き活きとした表情で2人が語り合ったMCタイムを経て突入した後半戦。「LOVER’S SURF」と「白雪」が披露された頃には、映像に釘付けになりながら手拍子したり、一緒に歌ったりしていた視聴者がたくさんいたはずだ。《朝まで僕らと一緒に》《歌ってくれませんか?》というフレーズのコール&レスポンスを画面の向こう側にいる人々に何度も求めていた「ストリートのテーマ」では、ステージから降りた小渕が無人の客席の各エリアに向かって歌声を響かせる場面もあった。そして、本編を締めくくったのは「大阪SOUL」。エネルギッシュな曲が連発されて、片時も画面から目を離すことができなかった。


アンコールに入る前には、嬉しいお知らせがあった。10枚目のオリジナルアルバムの制作が着々と進められていて、リリースされるのは今年の夏頃となるらしい。そして、そのアルバムに収録される新曲「Star Song」がラストを飾ったのだが、この曲が生まれるきっかけとなったのは、小渕のもとに姉から送られてきた1枚の写真だったのだという。写っていたのは緑の木々が揺れて、綺麗な空が広がる故郷の平和な風景。「涙が出てきて。なかなか会えなくなってる中で、空を見ながら繋がっているって感じられて。今すぐ歌にしようと思って作り始めたというのがあるんです。それともう1つ、こういう時代なんだけど、夢見ちゃいけないわけではない。今の子供たちが次の時代を作っていく5年後、10年後、今までになかった夢のような仕事が生まれるかもしれないし、楽しみなことも増えていくなと思ったんですね。僕らの歌がみなさんにとってどんな存在なのか考えながら作ったんです。見ようと思ったら見える星のような音楽でありたい。聴こうと思ったら聴こえてくる音楽でありたい。ちょっと暗くて落ち込んだ時、心に夜が来た時に星のように輝けるような歌を作りたいなと思って」。小渕の言葉が添えられた「Star Song」は、響き合う2人の歌声に耳を傾けていると、心が温かく満たされるような感覚になる曲だった。


こうして終了した『KOBUKURO FAN FESTA 2021』の配信ライブ。コブクロの音楽、小渕と黒田の歌声の魅力を強く噛み締めることができた。制作が進められているニューアルバムの完成が楽しみだ。2021年のコブクロの活動も、濃密なものとなっていくことだろう。


■セットリスト
01.光
02.ベテルギウス
03.待夢磨心-タイムマシン-
04.コイン
05.NOTE
06.露光
07.赤い糸
08.遠くで・・
09.卒業
10.同じ窓から見てた空
11.LOVER'S SURF
12.白雪
13.ストリートのテーマ
14.大阪SOUL

ENCORE
EN1.Star Song