MENU

2019/6/15&16 @マリンメッセ福岡

2019.06.26

■初日


降水確率100%の雨予報をはねのけ、開場前には晴れ間すらのぞいたマリンメッセ福岡初日。期せずして前回の「KOBUKURO WELCOME TO THE STREET 2018 ONE TIMES ONE」からちょうど1年。この日を待ち望んでいた9,544人(+立ち見320人)のファンを迎えたのは、二人のデビュー前から今に至るまでをサンドアートで描くオープニング。「桜」の文字に続いて描かれる大きな桜の樹に、どこからともなく拍手が沸き起こる。スポットライトにあたることなくステージに現れた二人は、昨年のツアーを彷彿とさせるギター1本での『桜』『DOOR』を熱唱。そして日替わり曲である『2人』『ボクノイバショ』でカホンが加わり、『太陽』『YELL~エール~』でストリングスを加えたフルバンド構成となる、まさに「コブクロの軌跡」を体現したスタートとなった。


そして福岡のMCでおなじみの「小渕姉」の話題は初日早々に大盛り上がり。楽屋挨拶に来てくれた小渕姉の手土産が「もしもあんこだったらオレは許さん!」とあんこの苦手な黒田(その後の早着替えのタイミングでスタッフから黒田に手渡された小渕姉の手土産は「焼き菓子」。MCのネタをあまさず披露するところもまたコブクロらしい一面)。そんな黒田も大好きな小渕姉も見守る会場では、ここまで続くなどと想像だにできなかった20年前の想いが蘇る『赤い糸』『未来』『ここにしか咲かない花』でしっとりとしたムードに。


このあたりでファンがうずうずしだすことを計算していたかのように、最高潮の盛り上がりとなる『宝島』『轍-わだち-』『tOKi meki』『Moon Light Party』『神風』へと畳みかけるのだが、この日はこの山場の前のMCで福岡が色めき立つような嬉しいトークが繰り広げられた。


「冗談抜きで、俺、『福岡 ヤフオク!ドーム(以下、ドーム)』でライブをやりたい!」と突如言い出した黒田。「マリンメッセ福岡に二日で2万人のお客さんが来てくれるやろ?あと1万8,000人の小渕の友達を連れてくれば、5万人なんとかなると思うんよ」という無茶ぶりに、小渕は戸惑いながらも「そんなにおらへんって!」と嬉しそうな様子。「いやいや、俺は小渕の友達の幅広さにいつも驚愕する」と小渕のお友達層のグローバルっぷりを披露してくれた。山形で400年続く蔵元「十四代」が知り合いであることや、ワインの5大シャトーのひとつ「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」を有する企業の代表取締役・アントニーが同い年、しかも生年月日が小渕と同じということで仲良くなった話など、確かに「どこで飲んどったらそんな人と仲良くなれるん?」と黒田が叫ぶのも納得のエピソードが炸裂した。


『時の足音』『蕾』『風をみつめて』と二人の呼吸がピタリとハマる3曲、被災地を思うMCに続き、昨年の宮崎でのライブ映像にのせて『20180908』、そして『晴々』で本編が終了。


アンコールに黒スーツで登場した二人は「さっき目標はドームと黒田が言いましたが、僕ら福岡は最初『DRUM Be-1』だったんです。それが今ではマリンメッセ福岡で毎回こんなにたくさんの人がきてくれる。口に出したら誰かがかすかな道を作ってくれるかもしれない。夢は口に出していかないと叶わないから!」と、はっきりとドームでのライブを誓ってくれた。アンコールの『ココロの羽』で隣の人と手をつなぎ熱唱してくれたファンに対し、最後の『ANSWER』で、二人の気持ちはしっかりと届いたはずだ。


セットリスト


M01.桜

M02.DOOR

M03.2人

M04.ボクノイバショ

M05.太陽

M06.YELL~エール~

MC

M07.赤い糸

M08.未来

M09.ここにしか咲かない花

MC

M10.宝島

M11.轍-わだち-

M12.tOKi meki

M13.Moon Light Party

M14.神風

MC

M15.時の足音

M16.蕾

M17.風をみつめて

MC

M18.20180908

M19.晴々


ENCORE


MC

EN1.ココロの羽

EN2.ANSWER



■2日目


6月16日、父の日のコブクロ福岡ライブ2日目は、9,916人(+立ち見320人)と、マリンメッセ福岡のキャパシティを超えそうな超満員でスタート。初日と同じくサンドアートで始まるオープニング。『桜』『DOOR』日替わり曲は『遠まわり』、そして『Bye Bye Oh Dear My Lover』。そして『太陽』『YELL~エール~』で再び登場するサンドアートが、実は会場内でリアルタイムに描かれているということに客席からはどよめきが起きる。するとサークル画面には今日の日付と山笠が描かれたサンドアートが登場。博多は間もなく一年で一番熱い夏祭り「博多祇園山笠」がやってくるのだが、そのことを知って描いてくれた心憎いサービスに拍手喝采!また、「平成(生まれ)!」「昭和(生まれ)!」と手を挙げさせる場面で、「平成生まれっていま最高で何歳?30歳?31歳?あ!いた!ちょっと聞いてみよう!」と小渕がまさかのアリーナ席にダッシュで駆け下りるサプライズが発生!マイクを向けられた平成元年生まれ、30歳の「ナカガワ君」にとっては、一生の想い出となったことだろう。


『赤い糸』『流星』『蒼く優しく』のしっとりと聴かせるコーナーでは、流星を模したLEDやライトブルーの照明が印象的な、文字通り優しい蒼の世界が表現されており、さきほどまでの笑いから一変、客席を一体化させる演出と静かな盛り上がりをみせた。


一気にテンションのアガる『宝島』『轍-わだち-』『tOKi meki』、そして『Moon Light Party』では「高校卒業後、就職したかった場所は、ここ、福岡!そして無事に就職できたのに、赴任先はなぜか大阪!その大阪で仕事終わりに弾き語りをはじめて、黒田と出逢いました。つまり、福岡を目指さなかったら、コブクロはありませんでしたーーーー!」という小渕からの嬉しいメッセージ。本公演で一番のロックテイストであり、小渕のレスポールが炸裂する『神風』ではFire&CO2の演出も飛び出し、6月中旬とは思えぬほどの熱気に包まれた。


「20年を迎えて思うのは、これまで1度でも二人が違うと思うことがなかったということ。そして昔はただただ歌えることが喜びだったが、今は自分達の歌を聴いて響いてくれた人がいてはじめて歌が完成するのだと思う。指1本で想いを伝えることのできる時代にはなったが、人が人を想う時間の長さだけは、今も昔も変わらない」、というメッセージに続き、『風』『蕾』『風をみつめて』、そして『20180908』『晴々』で本編は幕を閉じた。


「今回のツアーで一番の仕上がりかもしれない!」と言いながら黒スーツでアンコールに登場した二人(ちなみにこの黒スーツは黒田たっての希望だったそう)。昨年地元の番組「ドォーモ」で特集された話から、初日に盛り上がった「目標はドーム!」発言が飛び出し、場内は大歓声!「目標はドームです。特集してくれたのはドォーモです!」と黒田が笑わせると、「野球少年だった黒田にとって、もう野球でマウンドに立つことはできませんが、コブクロでドームに立たせてください!」と小渕。「いや!ドームが決まったら始球式で立つ!」と、最後まで地元ネタで笑わせてくれた二人だったが、途中の「福岡を目指さなかったらコブクロはなかった」という発言を引っ提げ、「なんかね、福岡ならその夢が叶う気がするんです!」と小渕が〆てくれた。


きっとこの2日間の「ドームでやりたい発言」が、いつか実を結ぶ日が来ると福岡のファンは信じている。だってここは、福岡だから。



セットリスト


M01.桜

M02.DOOR

M03.遠まわり

M04.Bye Bye Oh! Dear My Lover

M05.太陽

M06.YELL~エール~

MC

M07.赤い糸

M08.流星

M09.蒼く優しく

MC

M10.宝島

M11.轍-わだち-

M12.tOKi meki

M13.Moon Light Party

M14.神風

MC

M15.風

M16.蕾

M17.風をみつめて

MC

M18.20180908

M19.晴々


ENCORE


MC

EN1.ココロの羽

EN2.ANSWER