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2019/6/4&5 @金沢歌劇座

2019.06.13

■初日


ツアー10箇所目となる舞台は石川。同地での公演は11年振りということもあり、この日を待ちわびた多くのファンが開演の何時間も前から金沢歌劇座に詰めかけました。


照明が落ち、ステージ中央のスクリーンに映し出されたのはサンドアート。小渕、黒田が出会った路上ライブの情景から、「桜」のタイトルが記された歌詞、カセットテープ、そして一本の桜の木。ファンの記憶を呼び起こすコブクロの軌跡が次々と描写されていきます。会場全体が幻想的な空気に包まれた瞬間、2人がステージへ姿を現し、小渕がギターを鳴らします。オープニングナンバーはもちろん「桜」。そして「DOOR」「LOVE」と続きます。その間ステージ上は小渕、黒田の2人のみ。美しいハーモニーと心に刺さるサウンドが観客を惹きつけていきます。その後パーカッションとともに「ボクノイバショ」を披露。「行くぞー、石川!」と小渕が叫び、始まった「太陽」では再びサンドアートが描かれ、ドラムとストリングス隊が加わった「YELL〜エール〜」までの6曲を通して、路上ライブから始まったコブクロの歩みを表現しました。


MCでは、黒田が開口一番「すげー近いんやけど。こんな席(他の会場には)ない」と前列にいる観客をイジるなど、この日のトークも絶好調でした。小渕も「アリーナが続いてたからホールライブ楽しみにしてました」と久しぶりのホール、そして11年振りの石川公演に気合入りまくり。さらには前列にいた「カンフー少年」(黒田が命名)をステージに上げインタビュー。少年は大観衆の前で特技であるカンフーの型を披露し、会場は拍手と歓声に包まれました。ホールライブならではの距離感と2人の粋な計らいもあってトークタイムは大いに盛り上がり、まだほんのわずかに残っていた観客の緊張も完全に解けていきました。


「赤い糸」「未来」「蒼く優しく」と珠玉のバラードを歌い上げ、中盤は一転してアッパー系の曲を立て続けに披露。黒田がステージをいっぱいに使って歌声を届ければ、小渕は「Moon Light Party」でステージを下り、観客と一緒にコール&レスポンス。「もっと、もっと盛り上がれー!」と煽り、この時点でボルテージは最高潮に達しました。


終盤は10周年の節目の曲で、大切な曲だという「時の足音」をはじめ、息を吞む楽曲が続きます。バンドメンバーが奏でる美しい音色と2人のハーモニーが見事に重なり合い、中には涙するファンも。また、昨年9月に小渕の故郷・宮崎で行われたアニバーサリーライブでお披露目した「20180908」では、「宮崎の空に包まれて」のフレーズを「石川の空に包まれて」と変更し、20年間音楽を続けてこられたことへの感謝の気持ちをファンに届けました。


アンコールを求めるファンの合唱に応え、「20周年ということでピシっとしてきました」とスーツを身にまとい再登場した2人。今こうしてステージに立てていること、自分たちの作品を大切にしてくれているファンがこんなにも多くいることに対して、何度も何度も感謝の言葉を口にし、これからもたくさんの楽曲を届けていくことを約束しました。そして「ココロの羽」をファンとともに歌い、「ANSWER」でフィニッシュ。


抜群のトーク力で会場を沸かせ、アッパーな曲から聴かせる曲まで幅広い楽曲で老若男女を酔わせた2人。全21曲、3時間を全力で駆け抜けた初日となりました。



セットリスト


M01.桜

M02.DOOR

M03.LOVE

M04.ボクノイバショ

M05.太陽

M06.YELL~エール~

MC

M07.赤い糸

M08.未来

M09.蒼く優しく

MC

M10.宝島

M11.轍-わだち-

M12.tOKi meki

M13.Moon Light Party

M14.神風

MC

M15.時の足音

M16.蕾

M17.風をみつめて

MC

M18.20180908

M19.晴々


ENCORE


MC

EN1.ココロの羽

EN2.ANSWER



■2日目


石川公演2日目。金沢市の最高気温は28℃。7月中旬並みの暑さを記録したこの日も、金沢歌劇座は超満員。「ATB」Tシャツやマフラータオル、LEDライトといったツアーグッズを身にまとった多くのファンが次々と席を埋めていきました。


昨日同様、サンドアートによる演出で始まり、小渕、黒田2人のみで歌う「桜」でライブスタート。「DOOR」を挟んで3曲目は「遠まわり」、さらにパーカッションが加わった4曲目には「Bye Bye Oh! Dear My Lover」を披露。今回のATBツアーでは、全公演でセットリストを変えています。この日、この瞬間をファンともに特別な時間にしたい、という2人からの温かいプレゼント。ファンもその思いに手拍子で応えます。2人の出会いから2001年のデビューまでの道のりを表現したサンドアートも終盤に差し掛かり、バンドメンバー勢ぞろいで奏でたコブクロのメジャーデビュー曲「YELL~エール~」を歌い上げると、割れんばかりの拍手と歓声が会場を包みました。


小渕が石川のファンに挨拶をし、バンドメンバーを紹介しているさなか、観客に背を向ける黒田。すると突然、らっきょうを食べ始めます。すかさず小渕がツッコミ!最終的に「次あたりカレーがでてくる」と黒田が発言し、一同大爆笑。ライブパフォーマンスはもちろん、2人のトークの掛け合いを楽しみにしているファンも多く、のっけからファンの心をグッとつかみました。


十分に会場が温まった後は、聴かせるサウンドの数々。中でも9曲目の「ここにしか咲かない花」では、黒田の力強く、圧倒的な歌声が響き渡り、観客を虜に。さすがの黒田もエネルギーを消費しすぎたのか、その後のMCでは「僕の出番ここまでなんです」とポツリ。「俺が一番頑張ったもん!」と付け加えました。これには観客も納得の拍手。小渕も「ハモってたら急に黒田さんが視界から消えたんですよ。サッカー選手がシュートした後みたいになってて」と相方らしい表現で黒田のパフォーマンスに賛辞を送りました。


会場のボルテージをより一層上げたのは中盤のラインアップ。「tOKi meki」ではお決まりの「OK」ポーズでファンとともに盛り上がり、ライブの定番曲「Moon Light Party」で会場は完全にひとつになりました。さらに「神風」では小渕と福ちゃん(福原将宜さん)によるギターパフォーマンスで観客を魅了。


後半は「風」「蕾」といったしっとりとしたナンバーを披露。最新シングル曲の「風をみつめて」では、小渕がファルセットの部分で声がかすれてしまいましたが、黒田がしっかりとフォロー。お互いが助け合い、同じスピード、同じ歩幅で歩んできたという2人の関係性が垣間見えたシーンでもありました。


ラストは「20180908」から、歴代の楽曲のタイトルを歌詞に散りばめた20周年記念ソング「晴々」を熱唱。アンコールでは再びサンドアートがスクリーンに映し出され、最後は「ありがとう20th」の文字とともにグランドフィナーレを迎えました。


2日間の公演で2人が何度も口にした「ありがとう」。それを歌で、演奏で、演出で、さらにはトークで表現し、観客へ伝えました。最後に小渕が「次の夢は30周年!これからも応援よろしくお願いします!」と力強く誓いの言葉を述べ、黒田は「次石川に来るときはカニの時季に!」としっかりオチ!?をつけてくれました。笑いあり涙あり、感動ありの石川公演。まさにコブクロワールド全開の熱い熱い2日間となりました。



セットリスト


M01.桜

M02.DOOR

M03.遠まわり

M04.Bye Bye Oh! Dear My Lover

M05.太陽

M06.YELL~エール~

MC

M07.赤い糸

M08.流星

M09.ここにしか咲かない花

MC

M10.宝島

M11.轍-わだち-

M12.tOKi meki

M13.Moon Light Party

M14.神風

MC

M15.風

M16.蕾

M17.風をみつめて

MC

M18.20180908

M19.晴々


ENCORE


MC

EN1.ココロの羽

EN2.ANSWER