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2019/5/18&19 @日本武道館

2019.06.07

■初日


日本武道館初日。サンドアートで描かれる桜の木に花が咲き始めた頃、アリーナの客席の間を通って小渕と黒田が登場。11,963名のお客さんに囲まれたセンターステージへ上がって一礼し、「桜」そして「DOOR」を熱量高く歌いきった。鳴り止まないどころかますます大きくなる拍手に、「…まだ2曲め(笑)」と照れ臭そうな黒田。みんなの手拍子を巻き込みながら「夜空」と「Bell」を披露すると、「太陽」からは、2人のいるステージをぐるりと囲む形でバンドメンバーせり上がって来た。


最初のMCでは、日本武道館で今回初めてセンターステージを組んだことに触れ、「(客席との距離が)近くていいね!」と小渕。黒田は「こんな近くていいの(笑)?違和感ない!?」と、いい意味で戸惑うほどだ。テンション高い客席からの拍手を受け、小渕が思わず「すごいね、拍手が降ってくるね!」と驚くも、黒田は「いや、俺のとこにはそんなに(笑)」と早速いつものやりとりがスタート。バンドメンバーのもとにそっとブドウが置かれていることに気づいた黒田が「武道館でブドウ!?」と声を上げつつ、「それなら俺のとこにはカツカレー置いといてほしい(笑)」というひと笑いで終わるかと思いきや、小渕が「黒田はよく喫茶店で、店員さんに面白いと思われたいのか”カツカレーのカツ抜きって出来ます?”って言う。でも笑ってるの俺だけ(笑)」と暴露。膝から崩れ落ちるようにして聞いていた黒田が「それ、マジシャンのタネ言うのと一緒やからな!俺これ20年やってんねん(笑)!」と抗うも、お客さんの大爆笑にかき消される結果となっていた(笑)。


「赤い糸」に続いて披露された日替わり曲は、「流星」と「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」の2曲。特に「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」では、エモーショナルなんて表現を打ち砕くような鬼気迫る歌と演奏に、お客さんの多くが息を飲んだのではないだろうか。この曲が発表された時のツアーでこの武道館にも立ち、そのツアーをもって活動休止をするという、コブクロにとってもお客さんにとっても忘れられない1曲。この日いちばんの長い長い拍手を受け止めながら、込み上げるものもあったのだろう。思わずハイタッチをする2人の姿にまた大きな拍手と歓声が寄せられていた。また小渕はこの曲のテーマでもある「今」と「命」に触れ、「”今”に”叩く”を合わせると”命”になる。今を一生懸命叩きながら命って鼓動を打っている」と聞かせてくれたが、黒田が「”今”に”叩く”で”命”!?」と異論を唱え始めたのは言うまでもない(笑)。


アッパーなナンバーが続く「宝島」からのゾーンでは、「神風」で本物の炎が吹き上がる演出も。このツアーではセンターステージの時のみ使用しているそうだが、あれは本人たちもかなりダイレクトな熱を感じているらしく、小渕が「前髪、燃えてませんか(笑)」とMCでつぶやく場面も。テンション高く、炎とも客席とも近い距離で心をひとつにしながら、この日も「晴々」で本編を終えた。


このツアーのアンコールでは、20周年ということでピシッとスーツに着替えて登場するのだが、この日は「いつか言おうと思ってた」という黒田が、小渕に向かってついに「法事帰りに白木屋で一杯飲むおっさんみたい(笑)」と指摘。ちょっと共感できるだけに会場は大爆笑となったが、これからツアーに参加される方は是非、黒田のこの発言は忘れてアンコールもご堪能ください(笑)!


セットリスト


M01.桜

M02.DOOR

M03.夜空

M04.Bell

M05.太陽

M06.YELL~エール~

MC

M07.赤い糸

M08.流星

M09.あの太陽が、この世界を照らし続けるように。

MC

M10.宝島

M11.轍-わだち-

M12.tOKi meki

M13.Moon Light Party

M14.神風

MC

M15.風

M16.蕾

M17.風をみつめて

MC

M18.20180908

M19.晴々


ENCORE


MC

EN1.ココロの羽

EN2.ANSWER



■2日目


リアルタイムで描かれているサンドアートに迎えられ、日本武道館2日目がスタート。「桜」、「DOOR」に続くこの日のインディーズ時代の楽曲は「遠まわり」と「ボクノイバショ」だ。軽くジャンプして体を揺らす黒田の仕草を小渕が真似てみたり、黒田が歌いながら手でシンバルを叩いたり、リラックスしたムードの中で進行していく。日に日に凄みを増していく「太陽」ラストの小渕のロングトーンは、ここまでの最高記録なのでは!?まさに”ライブ”。同じ瞬間は二度とないことを感じさせてくれるような前半6曲を、今日も全力で披露してくれた。


メンバー紹介の際、小渕はいつもどおりお客さんのことを「手拍子という最高の楽器を持って集まってくれた最後のメンバー」と称して盛り上げてくれたが、この日はそこに「みんなが僕らの指揮者ですよ!その指揮に従って盛り上げていきます!」と言葉を添えた途端に、黒田が「いや小渕さん、ちょっと待ってくださいよ」と意義を唱える。実はこの日、3曲目の「遠まわり」でお客さんの手拍子が裏と表でひっくり返ってしまった瞬間があり、黒田が正しく促すというシーンがあったのだ。

黒田「あんなミス!昭和か(笑)!令和や!あれはないやろ!次逆やったら止めるから!絶対に止める!」

小渕「(客席に向かってにこやかに)…嘘やで(笑)」

黒田「(すかさず)ほんまやで!」

確かに一瞬もたついてしまったけど、ここまで怒られるとは(笑)。しかし逆を言えば、みんなの手拍子がどれだけ歌を支えているかということを改めて教えてくれたわけで、これは黒田に感謝なのかもしれない(笑)。


コブクロにとってはラブソングの原点ともいうべき「赤い糸」に続いて披露されたのは、熱唱ともいうべき2人の声が響いた「未来」。想いを届けるように、繊細さと力強さを併せ持った歌で魅了した「ここにしか咲かない花」もまた、日本武道館という場所にふさわしい存在感とスケール感を持った楽曲だ。「ここにしか咲かない花」について小渕は、黒田と鳩間島へ行った時のことを回想。決して肥沃ではない土地に咲いていた花が心に残り、「花は言葉を発さない。楽しい場所にも悲しい場所にもあるのが花。両方の気持ちを汲み取れる優しい存在」だと語り、気がつけば色んな場面で花を歌ってきたと振り返っていた。


この日後半のMCでは奇跡ともいうべき2人の出会いに触れ、聴いてきた音楽や通ってきた道は違ったけど、音楽を信じる力や歌が好きだという気持ちの根底にあるものが似ていたと小渕。しかし「僕は姉の前でちゃぶ台に乗ってギターを弾いていたが、黒田は家でずっと光GENJIの「ガラスの十代」を歌っていた」という発言に、客席から「歌って!」コールが殺到。「今のは俺が悪かった(笑)」と謝罪しつつもまんまと黒田を歌わせ、会場は大盛り上がりとなった。


後半戦は10周年を迎えた時に作られた「時の足音」から始まり、20周年を迎えるタイミングで作った「風をみつめて」などをじっくりと。「色んな出会いや支えてくれるみんなの存在があったからこそ、この場所に立つことができている」と心からの感謝を何度も口にしていた2人。最後はこの日が誕生日だったマネージャー山田さんをステージに招き、晴れやかな笑顔で日本武道館2日目を終えた。


セットリスト


M01.桜

M02.DOOR

M03.遠まわり

M04.ボクノイバショ

M05.太陽

M06.YELL~エール~

MC

M07.赤い糸

M08.未来

M09.ここにしか咲かない花

MC

M10.宝島

M11.轍-わだち-

M12.tOKi meki

M13.Moon Light Party

M14.神風

MC

M15.時の足音

M16.蕾

M17.風をみつめて

MC

M18.20180908

M19.晴々


ENCORE


MC

EN1.ココロの羽

EN2.ANSWER